Qを観て気分が高まっているのでSEGAに行ったら、エヴァレーシング仕様の綾波が大量に並んでいました。
めちゃめちゃ簡単に取れるようになっていたので、在庫処分的な感じだったのかな。
そしてSEGAのおねーさんが「期間限定なんで是非!」と言ってくれた袋がこちら。
先日唯をゲットした上の段に続き、下の段ももう限界です。
一人暮らししたらフィギュア用にガラスケースを買うのだ!
ここからQのネタバレを含みます
↑これを書くと「なんでもかんでもネタバレ扱いする風潮が云々」と言われ、
書かないとそれはそれで「ネタバレって書いとけよ!!」って言われ、云々。
深読みしたい方は2chの考察スレ、秀逸な感想記事が読みたい方はエヴァ緊急ニュースさんのこちらの記事がオヌヌメです。
綾波が素晴らしい
Qの綾波はパンフレットによると「アヤナミレイ(仮称)」という表記が正しいらしい。
実に素晴らしい。なんですか、あの黒いスーツ。あの黒いスーツ!!
黒いスーツと白い肌と青い髪と赤い眼、そして完璧な無表情と無機質さ。
これこそが綾波レイだ。十数年前に我々がTVアニメで観ていた綾波レイだ。
いまからフィギュア化が楽しみです。
TV版放送当時は奇抜で斬新で秀逸だったこの「無表情のヒロイン」というジャンルも、様々な作品で模倣され、精錬され、進化してきた。いま思えば、その流れの中で、十数年の間で描かれる「綾波レイ」もかなり変化してきた。次々に生み出される新しい綾波レイの到達点が序や破の綾波(通称「ぽか波」)だったわけだ。
しかし驚いたことに、その「ぽか波」はQでは消滅している。
僕が助けたはずじゃあないかとシンジくんは憤るが、消滅している。
確かに全く出てこない。
死んだのかすら分からない。「消滅した」とだけ説明される。あまりに唐突。
そして代わりに「アヤナミレイ(仮称)」が出てくる。愛想がない、ぽか波と同じ顔をしているだけの無機質な全くの別物が出てくる。マリをして「お前のオリジナルはもっと愛想があったぞ」と言わしめるほど。アスカは一目見て「綾波タイプの初期ロットね」と言うだけ。もはや人間として扱う気なんか一切ない。彼らには黒い綾波は人工物でしかない。
監督は、様々に変化してきたこの無表情のヒロインというジャンルを、ぽか波を消してアヤナミレイ(仮称)を登場させることで「リセット」したかったのではないだろうか。当時のままの、何の混じりけも無い、純粋な「無表情のヒロイン」が映っていた。
原点にして頂点への回帰。
Qでスクリーンに映し出された黒い綾波は、TVアニメで我々が観た、あの綾波だった。
もうね、
いまからフィギュア化が楽しみです!!
(大事なことだから2回言いました)
第九
やっと新劇場版で第九が流れました!
第九が流れるだけでもう凄まじく感動的なシーンに思える。
しかし肝心のこのシーンはいろいろと「あべこべ」である。
- TVアニメ版ではカヲルが弐号機を操ってドグマへ降下。サードインパクトを起こそうとする。シンジが初号機で追って来て止める。第九が流れる。カヲルの首がもげる。
- Qではシンジがカヲルと一緒に第13号機(初号機に酷似)を操ってドグマへ降下。結果的にフォースインパクトを起こそうとする。アスカが改2号機で追って来て止める。第九が流れる。カヲルの首がもげる。
つまり紫のやつと赤のやつが逆になっている。シンジの役割もまるで逆だった。
第九の流れるタイミングも少し違っていて、TVアニメ版では第九は「カヲルの曲」だったのに対し、Qでは第九は「シンジの曲」として流されているのでは?と思うような演出だった。
つまり14年経って、シンジは旧作のカヲルのポジションになっている。なんかもう人間じゃないみたいな描写がいっぱいあったし。不老不死化(使徒化)してるっぽかったし。エヴァの呪縛とかいう新しい設定まで出て来てしまった。
ピアノ
第九がカヲルの曲じゃあなくなったら、どうなるのか。
ピアノです。ピアノ!カヲルがピアノ弾きます。
そしてネルフに戻ったシンジくんもカヲルくんと出会い、ピアノがメキメキ上達して、この曲を劇中で連弾します。
自分は旧作の『Both Of You Dance Like You Want To Win!』という曲が死ぬほど好きで、ピアノで弾きまくっているんですが、今回の曲『Quatre mains (bande-annonce)』も大好きです。なんか雰囲気が似ていますしね。もういまから楽譜が欲しくて仕方がありません。
しかし連弾曲ってことは、ひとりでは弾けない曲なのか…誰か一緒に弾いてくれないかな…