接客歴4年目の7じこさんが小学生に大敗北

登場人物

7じこ:バイト4年目
パパ:男の子2人連れてきたお客さま。初見ではボスだと思われた。
弟:小学校低学年くらいのお客さま。
兄:小学校高学年くらいのお客さま。実はこっちがラスボス。

ポケモンスタンプラリー」について

セブンイレブンの店舗を回ると景品がもらえるという子ども向けキャンペーン
7月16日から31日までは「ブラックスタンプ」というのが店頭にありました。
8月01日から15日までは「ホワイトスタンプ」というのが店頭にあります。
店舗ごとに違うポケモンのスタンプが置いてあります。
子ども向けなので、防犯上の観点からこのスタンプは午前7時から午後7時までしか設置しないことになっています。

以上を踏まえてお読みください。

家族連れご来店。

7「いらっしゃいませー」
兄「ポケモンのスタンプないじゃん!やってないの?」
弟「ポケモン!? スタンプ!?」

7(いま6時45分か…まあいいや*1

7「やってるよ(^ω^) いま持ってくるね(^ω^)」
兄「はやくはやく!」
弟「やってんじゃん!はやく!」
7「ご、ごめんね(#^ω^)ビキビキ」

スタンプを持ってくる7じこさん

兄「オレ、ブラックスタンプ8個集めたんだぜ!」
7「あらら、ご利用ありがとうございます(^ω^)」
兄(ドヤ顔)
7「台紙は持ってるかな?(^ω^)」
弟「台紙持ってない!いる!どこ?持ってきて?」
7「かしこまりました」

台紙の束を持ってくる7じこさん

7「こちらがスタンプ台s…」
弟「サンキュ☆」
7(!? は…早い…!)
兄「俺はいらない!ブラックスタンプ集めたからな!」
7「そっかー、ありがとう(^ω^)」

そっか、兄の方はこのキャンペーンに参加したことがあるんだな。
でも弟の方は全然知らないみたいだから説明した方が良さそうだ。

7「…では説明しますね、このスタンプを」
パ「ちょっと待ったぁ!!!!」
7「は。はい。」
パ「この台紙幾らするの?(勝手に困るよ君ィという感じ)」
7「あ、こちらの台紙はおひとり様1枚までですが無料でお渡ししております」
パ「ふーん。マイセン8ミリ、1個。」
7「410円です」

ここで一度お会計。

7「…では、説明しますね。このスタンp…」
兄「この台紙を開くと内側に4箇所スタンプ押せるんだよ。まずはここに押す!そしたらシールがもらえる!でも外側にもう4箇所押せるから、こっちも押すとポスターがもらえる!めんどくせえから一気に8箇所埋めて持って行くといっぺんにシールとポスターがもらえるぜ!」
弟「なるほど!」

7「(;`・ω・)ポカーン」
パ「…そうなの?」
7「え、あ、はい、お子様の仰る通りです。」

7(俺の台詞が…俺の仕事が…!!)

弟「じゃあさっさとスタンプ押そうぜ!」
兄「なんだよーこの店ツタージャじゃねーかよ」
弟「ピカチュウが良かった!ツタージャださい!」
兄「ツタージャきもい!」
弟「ツタージャよわい!」
7「ご、ごめんね(`;ω;´)」

パ「さっさとしろー」
弟「押した!オッケ!サンキュ☆」
兄(ドヤ顔)

お店を後にする家族連れ。

7「あ、あ、ありがとうございました…」
兄(ドヤ顔)

接客ってなんだろ

*1:こういうとき、マニュアル通りならばガチで客に15分待たせるスタッフもいます。どちらの対応が正解なのかは、時と場合によるのだ。