プレゼントは小物という風潮

かなり前に書いたまま、メモ帳の奥底に眠っていたエントリー。
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貰って困るプレゼント

プレゼントと言えば小物、みたいな風潮があるのだが、
同時に最も貰って困るプレゼントになり得るのもまた小物であろう。

小物こそ男性はくだらないこだわりをたくさん持っているものだ。
いま持っているものより機能性/利便性が損なわれるようでは論外、という人間もいるに違いない。

胃袋を攻めろ

実はプレゼントは、テレビ番組で言うところの「消えもの」の方が良いと木村拓哉さんが言っていた。
従って胃袋を攻めろ。
以下、だらだらと語るが、基本概念は「男は舌ではなく胃袋で喜ぶ生き物である」という点である。

高級菓子 ex.)ゴディバのチョコ

こんなものはいらない。
もちろん、貰ったら嬉しいが、嬉しいのはその気持ちに対してである。

うまい棒100本とかポッキー10箱とか

上記と同じ値段、またはそれ以下だが、こっちの方が嬉しい。

バレンタインの日の煎餅

実体験。バレンタインに相当な数のチョコレートを貰った日に、ある後輩がくれた。
メッセージが付いていて、「今日は先輩はチョコをいっぱい貰うと思うので、私はおせんべいにします」と書いてあった。
しかもかなり塩っぱいやつ。
これは上手いな、と思ったし、正直その日貰って一番嬉しかったのはこれ。
(※全然モテてないです。吹奏楽部の謎の暗黙で女子は全員お菓子を持ってくる日で、男子もついでに貰うという風潮だった)

手作りのパンケーキ

これが最強だと思う。そんなの作ったことないよ、という方が良い。
なぜなら「焦がす」以外に失敗する余地がないから。
そして作ったことのない人間が作ると、大抵、量が多すぎて飛んでもないサイズが出来る。
「彼氏君、こんなに食べ切れるかな…」ってくらいの量を思い切ってプレゼントするべし。
大喜びで全部食べてくれるし、腹一杯になって幸せにならないわけがない。

小物編

以下、一応小物をプレゼントする場合についても考察してみる。

タイピン、カフス

個人的にイチオシ。
選ぶ側としては無難且つ妥当、恐らく予算としても悪くないライン。
それでいて貰う側にとってはかなり嬉しいはず。
なぜなら幾つあっても困らないから
そして機能性を求めるアイテムではない(正確にはどんな物でも機能的には大差ない)ので貰って困ることはまずない。
相当奇抜なデザインとかでなければ、仮に一番のお気に入りにならなかったとしても日々の気分によって使える。

ライター、マフラー

次点でオヌヌメ。
煙草を吸う人間限定という制約があるが、ライターもあり。
マフラーは季節限定な上にある程度は機能性が求められるが、
基本的にネクタイと比べると相当カジュアルな方面のアイテムなので、やはり貰って困ることはない。
相当嬉しいはず。

ネクタイ

ちょっと難易度高め。
マフラーと同じく貰って困ることはないが、タイピンやカフスと違ってネクタイはファッションに与える影響が強過ぎる。
スーツ姿で一番個性を出す部分なので、基本的には気に入らないものを着けたいとは思わない。
ビジネスの場でしかスーツを着ないという男性の場合、下手をすれば貰っても着ける機会が全くないことも有り得る。

財布

贈り物としてベタな地位を築いているが、個人的にこれは相当難易度高めだと思う。
(自分みたいに何処のメーカーの何々って型番が欲しいと事前に伝えている様な変態を除く)。
兎に角、機能的で利便性の高い物が良いという人間もいれば、その逆もいる。
一番の難点は「毎日違うものを使うタイプのアイテムではない」というところ。
上述のタイピン、カフス、ライター、マフラー、ネクタイは毎日脱着するものなので、
悪い言い方をすれば多少気に入らなくてもときどき使うことができる
財布はそれが出来ない。
既に使っているものの方が気に入っている、こだわりがある、何かしらの思い入れがある場合、
貰っても困るだけというパターンが有り得る。

腕時計

毎日脱着をするという意味では財布より難易度は低いが、強いこだわりを持っている男性は多い。
そして予算的に飛んでもない額になることがある。
相手のセンスを知ってからなら大正解を選びやすいが、それ故に知らなければ大失敗も有り得る。
付き合い始めたばっかりとかにプレゼントするのは危険だと思われる。
財布と同じくプレゼントとしてベタだが、だからと言って安易に腕時計を選ぶのはオヌヌメしない。