原発の話

原発や火力発電と、風力発電の最大の違いは「常に」その電力量を発電できるか。つまり「1000万kw発電できる原発」は常に1000万kw発電できる。逆に「500kw発電できる風力発電所」っていうのは一番調子が良いときで500kwということ。

じゃあ「500kw発電できる風力発電所」のアベレージの発電量ってどう計算するの?ってなるんだけど、これは「だいたい15%」って考え方がセオリーらしい。つまり「500kw発電できる風力発電所一基」≒原発でいうところの「75kw相当のプラント一基」分と考えることができる。

福島原発の6機分の発電量を風力発電で代替しようとすると、鎌倉の大仏くらいの風力発電所を10,000機くらい作らなきゃいけない。これは小学生でも出来る割り算なので、俺のひとつ前のツイートを見て欲しい。要するに「風力発電所」というのはもの凄い規模の建造物である。

普通に考えて何かを10,000個作ったら、全部が正常に動作するわけはないので、要するに10,000基でも足りないということになる。この時点で相当非現実的な話なんだけど、実はこれでも風力発電は「太陽光発電よりはマシ」という驚きの事実。

やはり、風力発電ではどんなにガンバッても原子力発電には及ばない。