残響

これは書いてはならない文章だと思う。


悶々としている間に夜が明けてしまった。
もうこれが何度目か分からない。
考えたら負けだということは理解している。
根拠のない浅はかな推測の繰り返し。
消極的シミュレーションの無限ループ。


頭がおかしくなりそうだ。


共有できると考えているほど傲慢じゃあない。
いま求められる存在は俺じゃあないのだろう。


黙ってなきゃならない。
待ってなきゃならない。


実は俺が心配してたのは俺自身だった。
身勝手なこと極まりない。