大手町

予定通り家を出た。
鞄の中には楽譜が入ってるし、
楽器も足下にある。
しかし何だか違和感が。
どうやら忘れ物をしているらしい。
何だか分からない。
まあ現地で気付くか…


と思ったら、いつもしてる指輪をしてなかった。
なあんだ。


昨夜、布団の中で何か凄い発見をしてブログに書こうとしたのを思い出した。
でも最後まで書かずに寝てしまったらしい。


時間を止めるにはどうするべきか考えてたんだよな。
そしたら重力を操れなきゃいけないという結論に至ったんだ。
何故そう思ったんだったかな。


そうそう。
摩擦って垂直抗力と比例するんだよね。この垂直抗力てのは重力加速度と質量の積なんだ。
だから時の止まった世界でも、重力だけは正常に作用してくれなきゃならないんだった。
ただ単純に「速度」だけを上げて時間より速く動いても、時間を止めたみたいになる。
しかし恐らくそれではこの問題を克服できない。


あと「光」にも速度があるんだよね。
だから本当は時間を止めると光も止まるから自分の動きが見えないはずなんだ。
まあこの問題は無視しよう。


違うな。昨日布団の中での発見はこんなつらまない話じゃなかったぞ。
こんなことが書きたいんじゃあない。


あー、少し思い出した。
「時間」と「速度」と「重力」はそれぞれ相対関係にあるって話だ。
速度って時速100㎞みたいな感じに、時間に対して相対的にしか表せない。
これをもっと掘り下げて考えてたら、いつの間にか「重力」も関係あるという結論に至ったんだ。
理由を忘れてしまった。
その理由こそが昨日の大発見だったのに、くそー。


象ってデカいじゃん。だから人間の1時間は象にはもっと短く感じるらしい。
ハエが素早いのは、人間の感じる1秒が奴らには何十秒にも感じるかららしい。
…という話にヒントを得たんだがな。


あと一歩のところで思い出せねえ。
くそー。