おれはしょうきにもどった!

母校の糞っぷりは異常。
弟が不憫でならない。


弟は吹奏楽部やら文化祭やらっていう、受験期の高校生にとっては便所の糞にも匹敵するくだらん物事を切り捨てて勉強がしたいらしい。
俺もそうすべきだと思う。高校生活の思い出なんてのは受験にとっては邪魔でしかないからだ。残酷な言い方をすれば時間の無駄だ。


しかし弟の担任やら顧問やらがそれを許さないんだそうだ。
どちらの先生も俺が在学してた頃はとても熱心な良い先生だったと記憶しているのだが、話を聞くところ弟の意思を尊重するつもりが全くない模様。


特にこの担任の先生は少し古くさい信念を持っていて、いわゆる「熱い人」なのである。
だから俺みたいな学生からは好かれるのだが、常識的に考えてみれば非論理的な言動を多々生み出している。


弟が受験の負担を理由に部活を辞めたいということに対しても「両立できない様じゃダメだから部活を続けろ」というのだそうだ。
そして、それでも部活を辞めようとする弟に「そんなんじゃ大学に落ちるぞ」みたいな宇宙語を言うらしい。
大学に受からせたいなら部活を辞めさせるのが本当じゃあないの。
さすがに高校生相手ともなれば、こんなアホなこと言っても説得できるわけないし、寧ろ逆効果だ。
非論理的などころか必要のない不安を与えてるという点で、この担任は教師失格である。


いろいろ話を聞くところ、弟が私立大学に的を絞って幾つかの科目を捨てたときも、この担任と一悶着あったらしい。
受験を現実的に乗り切るのに、様々な過程で不要なものを「切り捨てる」という措置は必要不可欠だ。
しかし弟の高校(俺の母校)は進学校ではないし、ほとんどの人間が専門学校に進学するか指定高推薦というやつだ。
だから学校の雰囲気なら物の考え方が本気で大学を受験する人間に合ってないらしく、先生たちもこの「切り捨てる」という現実的に必要な考えを認めたがらないのだと思う。


学生が卒業するときに「部活も勉強も最後まで諦めないで頑張りました!」とか言わせたいんだろうな。
もう一度言うけど、そんなのは便所のネズミの糞にも匹敵する時間の無駄でしかない。


他にもいろいろあったけど面倒なんでこのへんで終わり。